コレクション: オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット
スクリーンデビュー:1927年9月5日(『トロリー・トラブルズ / Trolley Troubles』)
オズワルドは、ウォルト・ディズニーとアブ・アイワークスによって誕生した“幸運のウサギ”。ディズニー初期を支えた重要キャラクターで、後のミッキーマウス誕生に直接つながる存在として知られている。
当時、ウォルトは実写とアニメを組み合わせた『アリス・コメディ』シリーズを制作していたが、新たなフルアニメ作品として生まれたのがオズワルドだった。『トロリー・トラブルズ』が大ヒットし、全26作が制作され人気を獲得する。しかし1928年、配給元ユニバーサルが権利を保有していたことが判明し、ウォルトはキャラクターを失うことに。これがきっかけとなり、新たに“ミッキーマウス”を創り出すという大転換を迎える。
その後長くユニバーサルが権利を持っていたが、2006年、ディズニーはNBCユニバーサルとの交渉によりオズワルドの権利を正式に取り戻し、再びディズニーキャラクターとして復活。以降DVD化、パレード出演、新作アニメへのゲスト登場など活動が再開され、2014年には東京ディズニーシーで世界に先駆けてグリーティングがスタートした。
歴史の節目を象徴するキャラクターであり、ディズニーが著作権管理に強くなった理由の一つでもある。
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